11日の東京株式市場見通し=続落後も軟調か

国内市況

2024/4/11 7:47

 予想レンジ:3万9100円-3万9500円(10日終値3万9581円81銭)

 11日の東京株式は、続落後も軟調か。日経平均株価は、きのう10日に反落した動きや、米3月CPI(消費者物価指数)の結果を受けて現地10日の米国株式が下落したことから、売り先行となろう。手がかり材料に乏しいなか、弱含みで推移する展開も見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=153円台の前半(10日は151円84-85銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の半ば(同164円83-87銭)とやや円高方向にある。対ドルでの円安を受け、日本当局ドル売り・円買い介入も警戒され、神経質な値動きとなる場面が想定される。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、HOYA<7741.T>、KDDI<9433.T>などが、10日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比330円安の3万9220円だった。(高橋克己)

11日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 3月マネーストック、週間の対外対内証券売買契約

・11:00 3月都心オフィス空室率

・20年国債入札

・決算発表=ファストリテ<9983.T>

・IPO(新規上場)=ハンモック<173A.T>(グロース)

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国3月生産者物価、中国3月消費者物価

・21:30 米3月生産者物価、米週間の新規失業保険申請件数

・ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)

・米30年国債入札

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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