日経平均は827円安と大幅続落、米金利上昇でプライムの9割弱が値下がり=16日前場

 16日前場の日経平均株価は、前日比827円22銭安の3万8405円58銭と大幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同50.00ポイント安の2703.20ポイントと続落し、両指数ともに安値で取引を終えた。現地15日の米国市場で好調な経済指標により金利が上昇。NYダウが6日続落、ナスダック総合指数も続落したことを受け、朝方から売りが先行した。その後は、手がかり材料に乏しいなか、弱含みで推移した。東京外国為替市場では、ドルに対し円安に振れているが株価の反応は限られている。東証プライム市場の出来高は9億5056万株、売買代金は2兆2910億円。騰落銘柄数は値上がりが169銘柄にとどまり、値下がりは1473銘柄と全体の9割近くとなった。変わらずは10銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も弱い。一方、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇した。

 個別では、古野電<6814.T>、FPパートナ<7388.T>、SFOODS<2292.T>、HIOKI<6866.T>、TSIHD<3608.T>などが下落。半面、テラスカイ<3915.T>、フルマルHD<7128.T>、ダイヤHD<6699.T>、ヨシムラFH<2884.T>、東宝<9602.T>などが高い。

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