日経平均は134円程度安、売り一巡後はもみ合い続く=18日前場

 18日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比134円程度安い3万7827円前後で推移する。きのう17日、大幅に3日続落した弱い動きに加え、オランダ半導体装置メーカーASML株が決算を受け下落したことで、現地17日の米国株式市場でも、半導体関連株を中心に下げたことから、売りが先行。午前9時14分には、同316円89銭安の3万7644円91銭を付けている。売り一巡後は、もみ合いとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比60円安の3万7780円だった。

 業種別では、33業種のうち8業種が下落、25業種が上昇している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も安い。さくら<3778.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、SMC<6273.T>、荏原<6361.T>などの機械株も軟調。信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、ゴルドウイン<8111.T>、デサント<8114.T>などの繊維株、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が高い。

 個別では、ACCESS<4813.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、富士フイルム<4901.T>、ヒトコムHD<4433.T>、東海理化<6995.T>などが下落。半面、イオンファン<4343.T>、藤田観<9722.T>、大阪チタ<5726.T>、邦チタ<5727.T>、DmMiX<7354.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時8分時点で、1ドル=154円台の前半(17日は154円61-63銭)、1ユーロ=164円台の半ば(同164円28-32銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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