【GW特集】注目株(3)――ソフトウェア:医療DX進展でさらなる成長へ
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ソフトウェア・サービス(3733)の株価は1万3000円を挟んだ高値圏でのもちあいが続いているが、成長性の大きい医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の有力銘柄であるだけに時価のPER約14倍台には割安感が残る。今後の一段高が狙えそうだ。
医療情報システムのニーズ拡大
同社は病院向け電子カルテなど、各種医療情報システムの開発、販売、保守を手掛ける。現在、政府主導で「マイナンバーカードと健康保険証の一体化」「全国医療情報プラットフォームの創設」「電子カルテ情報の標準化」「診療報酬改定DX」といった医療DXが本格化している。同社の開発するシステムはその中核を担うもので、市場ニーズは拡大中だ。
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業績は好調で、前10月期の連結売上高は337億円(前々期比22%増)、営業利益は65億円(同34%増)に伸長した。今期も売上高364億円、営業利益72億円と増収増益を予想する中、第1四半期(昨年11月~今年1月)はそれぞれ104億円(前年同期比43%増)、営業利益25億円(同93%増)と好スタートを切っている。
全国的な営業・保守体制を強化
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同社の本社は大阪にあり、従来は関西を基盤として事業拡大を図ってきた。ただ、近年は東日本にも本格進出しており、2022年には東京支社を本格稼働。23年には北海道の支社を開設した。さらに、東日本の営業体制を拡充しつつ、九州エリアの強化も図っている。全国的な営業・保守体制を構築することで、将来の成長へ向けた布石を置いた格好だ。
今期に入ってからの売上高は3月までの5カ月累計で前年同期比43.1%増と勢いを加速している。2月の受注が落ち込んだことで3月末の受注残高は水準が低いものの、コンスタントに受注があることから今後のばん回が見込まれる。
(梅村哲哉)
(写真:123RF)
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