日経平均は531円安と大幅反落、プライムの値下がり銘柄は7割近い=8日前場

 8日前場は日経平均株価が、前日比531円71銭安の3万8303円39銭と大幅反落し、TOPIX(東証株価指数)も同33.52ポイント安の2712.70ポイントと下落した。きのう7日に大幅反発した反動に加えて、25日移動平均線(7日時点で3万8779円)を終値ベースで上回ったものの、同線の水準が意識されたことで戻り売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大し、午前11時25分には、同551円12銭安の3万8283円98銭を付けるなど、弱含みの展開だった。東証プライム市場の出来高は7億1557万株、売買代金は2兆571億円。騰落銘柄数は値上がりが474銘柄に留まったが、値下がりは1132銘柄と全体の7割近くとなった。変わらずは44銘柄だった。

 業種別では、全33業種が下落した。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も弱い。

 個別では、宮越HD<6620.T>、キッセイ薬<4547.T>、ギフトHD<9279.T>、リコー<7752.T>、JMDC<4483.T>などが下落。半面、インソース<6200.T>、チャームケア<6062.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、エムティア<9438.T>、横河電<6841.T>などが上げた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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