日経平均は568円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=10日前場

 10日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比568円程度高い3万8642円前後で推移。午前9時40分には、同667円90銭高の3万8741円88銭を付けている。現地9日の米国市場では、経済指標を受け利下げへの期待感が継続。NYダウが7日続伸し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発した動きを受け、買いが先行。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、上げ幅を拡大した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比395円高の3万8435円だった。5月限日経平均先物の市場推定SQ(特別清算指数)値は3万8509円47銭。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。一方、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下げている。

 個別では、セレス<3696.T>、ツムラ<4540.T>、じげん<3679.T>、芝浦<6590.T>、ワコム<6727.T>などが上昇。半面、西武HD<9024.T>、スクリン<7735.T>、アカツキ<3932.T>、中国塗<4617.T>、IMAGIC<6879.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時6分時点で、1ドル=155円台の半ば(9日は155円82-84銭)、1ユーロ=167円台の半ば(同167円26-30銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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