日経平均は184円程度高、買い一巡後は上値の重い展開=15日前場

 15日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比184円程度高い3万8540円前後で推移する。きのう14日に、取引終了にかけて上げ幅を取り戻す格好だったことに加え、現地14日の米国市場で、NYダウが反発し、ナスダック総合指数は続伸して、終値ベースでの史上最高値を更新したことから、買いが先行。午前9時18分には、同460円54銭高の3万8816円60銭を付けている。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、上値の重い展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比280円高の3万8590円だった。

 業種別では、33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落している。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株が上昇。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、東洋紡<3101.T>、東レ<3402.T>などの繊維株、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下げている。

 個別では、恵和<4251.T>、アトラエ<6194.T>、三越伊勢丹<3099.T>、日電子<6951.T>、ソニーG<6758.T>などが上昇。半面、三井海洋<6269.T>、フロンティM<7038.T>、ニトリHD<9843.T>、WDB<2475.T>、マーキュリア<7347.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時時点で、1ドル=156円台の半ば(14日は156円45-47銭)、1ユーロ=169円台の前半(同168円75-79銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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