日経平均は296円高、3日ぶり反発も上値を抑えられる場面あり=23日前場

 23日前場は日経平均株価が、前日比296円38銭高の3万8913円48銭、TOPIX(東証株価指数)が同10.13ポイント高の2747.49ポイントと、そろって3日ぶりに反発した。日経平均は午前9時3分に、同321円57銭高の3万8938円67銭を付けた。現地22日の米国株式市場は、NYダウ、ナスダック総合指数ともに反落したが、通常取引終了後にエヌビディアは市場予想平均を上回る決算を発表。同社株が時間外取引で急伸したことを受け、半導体関連銘柄を中心に買いが先行した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられ、日経平均がマイナス転換寸前まで押し戻された。その後は再び切り返した。東証プライム市場の出来高は8億120万株、売買代金は2兆2836億円。騰落銘柄数は値上がりが824銘柄、値下がりは758銘柄、変わらずは66銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。帝人<3401.T>、ワコールHD<3591.T>などの繊維株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も高い。SUMCO<3436.T>、三和HD<5929.T>などの金属製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、三菱マ<5711.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落した。

 個別では、プロレドP<7034.T>、マクロミル<3978.T>、イビデン<4062.T>、MARUWA<5344.T>、メイコー<6787.T>などが上昇。半面、極東証券<8706.T>、日鉄鉱<1515.T>、オーケストラ<6533.T>、Ubicom<3937.T>、ネクソン<3659.T>などが下げた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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