日経平均は523円程度安、売り一巡後は下げ渋る動き=24日前場

 24日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比523円程度安い3万8579円前後で推移。現地23日の米国株式市場では、堅調な米経済指標を受け、利下げ時期が後ズレするとの見方が強まり、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続落。その動きを受け、日本株も売りが優勢で、午前9時17分には、同735円52銭安の3万8367円70銭を付けている。売り一巡後は、押し目を拾う動きや目先的な売られ過ぎ感から、下げ渋る動きにあるもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比540円安の3万8560円だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇している。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も弱い。一方、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株が高い。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、富士電機<6504.T>、マイクロニ<6871.T>、ソシオネクス<6526.T>、三井ハイ<6966.T>などが下落。半面、プロレドP<7034.T>、オーケストラ<6533.T>、王将フード<9936.T>、KIスター不<3465.T>、ミマキエンジ<6638.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=157円前後(23日は156円76-77銭)、1ユーロ=169円台の後半(同169円75-79銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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