日経平均は454円安、大幅反落も下げ渋る動き=24日前場

 24日前場は日経平均株価が、前日比454円07銭安の3万8649円15銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)が同11.11ポイント安の2743.64ポイントと下落した。現地23日の米国株式市場で、利下げ期待の後退からNYダウ、ナスダック総合指数がともに続落。その動きを受け日本株も売りが先行、日経平均は午前9時17分に、同735円52銭安の3万8367円70銭を付けた。売り一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることを支えに、押し目を拾う動きやリバウンド狙いの買いで、下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は7億3499万株、売買代金は2兆1251億円。騰落銘柄数は値上がりが606銘柄、値下がりは961銘柄、変わらずは82銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株も弱い。一方、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株や、日本製鉄<5401.T>、愛知鋼<5482.T>などの鉄鋼株が高い。

 個別では、グッドコムA<3475.T>、富士電機<6504.T>、マイクロニ<6871.T>、ソシオネクス<6526.T>、三井松島HD<1518.T>などが下落。半面、プロレドP<7034.T>、KIスター不<3465.T>、北海電<9509.T>、王将フード<9936.T>、高砂香<4914.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ