日経平均は29円程度安、一時上げ転換も戻りは限定的なもよう=7日前場

 7日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比29円程度安い3万8674円前後で推移。きのう6日の取引終了にかけて上値の重い動きだったことから、売りが先行。寄り付きに同105円96銭安の3万8597円55銭を付けている。その後は、上げ転換する場面もみられたが、戻りは限られているもよう。現地6日の米国株式市場では、NYダウが3日続伸した一方、ナスダック総合指数は4日ぶりに反落するなど、7日の米5月雇用統計発表を前に、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比125円安の3万8635円だった。

 業種別では、全33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇している。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、住友鉱<5713.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が高い。

 個別では、塩野義薬<4507.T>、ホソミクロン<6277.T>、ジャムコ<7408.T>、サワイGHD<4887.T>、横河ブHD<5911.T>などが下落。半面、ミガロHD<5535.T>、レーザーテク<6920.T>、Mフォワード<3994.T>、JMDC<4483.T>、日東電<6988.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=155円台の後半(6日は156円27-29銭)、1ユーロ=169円台の半ば(同169円98銭-170円02銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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