日経平均188円高と反発、プライム銘柄7割超が上昇=10日前場

 10日前場は日経平均株価が、前週末比188円26銭高の3万8872円19銭、TOPIX(東証株価指数)が同19.34ポイント高の2774.37ポイントと、そろって反発した。前週末7日に、下げ渋る動きをみせていたことから買いが先行。1ドル=156円90銭前後(前週末7日は155円41-43銭)まで、円安が進んだこともあり、輸出関連銘柄を中心に堅調な値動きで、日経平均は午前10時47分に、同227円16銭高の3万8911円09銭を付けている。東証プライム市場の出来高は6億7776万株、売買代金は1兆6345億円。騰落銘柄数は値上がりが1262銘柄と7割超が上昇した一方、値下がりは338銘柄。変わらずは47銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、関西電<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が安い。

 個別では、シーイーシー<9692.T>、カナモト<9678.T>、安田倉<9324.T>、ミガロHD<5535.T>、ベステラ<1433.T>などが上昇。半面、M&A総研<9552.T>、ストライク<6196.T>、M&Aキャピ<6080.T>、M&ACH<2127.T>、アイル<3854.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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