日経平均は115円程度安、売り先行後も軟調な展開=14日前場

 14日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比115円程度安い3万8605円前後で推移する。きのう13日の弱い動きが継続し、朝方から売りが先行。13日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が4日続けて終値ベースの史上最高値を更新したが、日本株の反応は薄い。午前9時50分には、同165円72銭安の3万8554円75銭を付けるなど、軟調な展開となっている。シカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比140円安の3万8580円だった。

 業種別では、全33業種のうち15業種が下落、18業種が上昇している。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が高い。

 個別では、鎌倉新書<6184.T>、ビジョナル<4194.T>、巴工業<6309.T>、TBASE<3415.T>、阿波銀<8388.T>などが下落。半面、Wスコープ<6619.T>、丹青社<9743.T>、トーホー<8142.T>、三井松島HD<1518.T>、東建コーポ<1766.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=157円台の前半(13日は157円26-28銭)、1ユーロ=168円台の半ば(同170円07-11銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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