(再送)日経平均は384円程度安、売り一巡後は安値圏でもみ合い=27日前場

 27日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比384円程度安い3万9282円前後で推移する。きのう26日まで3連騰し1000円を超える上昇となっていた反動や、6月末配当の権利落ちの影響で、売りが先行。午前9時32分には、同430円93銭安の3万9236円14銭を付けた。売り一巡後は、安値圏でもみ合いとなっている。現地26日の米国市場では、NYダウが小反発し、ナスダック総合指数は続伸。米大統領選に向けた候補者による第1回テレビ討論会が27日に開催されることから、積極的な売買は限られた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比205円安の3万9415円だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が下落、7業種が上昇している。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、武田薬<4502.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も安い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が高い。

 個別では、東洋証<8614.T>、AndDo<3457.T>、メディアスH<3154.T>、ピジョン<7956.T>、フクシマG<6420.T>などが下落。半面、大有機化<4187.T>、カーリットH<4275.T>、ドリームI<4310.T>、曙ブレキ<7238.T>、ips<4390.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=160円台の半ば(26日は159円89-91銭)、1ユーロ=171円台の半ば(同170円98銭-171円02銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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