日経平均は333円程度高、買い先行後も堅調推移=28日前場

 28日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比333円程度高い3万9674円前後で推移する。きのう27日に4日ぶりに下落した反動から、買いが先行。一時、戻り待ちの売りに押される場面もみられたが、午前9時56分には同406円61銭高の3万9748円15銭を付けるなど、堅調に推移している。現地27日の米国株式市場は、米大統領選に向けたテレビ討論会を前に積極的な売買は限られたものの、NYダウ・ナスダック総合指数が続伸した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比160円高の3万9570円だった。

 業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落している。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、伊藤忠<8001.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も堅調。ディスコ<6146.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電<9502.T>などの電気・ガス株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株が安い。

 個別では、藤田観<9722.T>、住友ファーマ<4506.T>、IHI<7013.T>、アトラエ<6194.T>、FPパートナ<7388.T>などが上昇。半面、カドカワ<9468.T>、くら寿司<2695.T>、M&A総研<9552.T>、コーセー<4922.T>、プロレドP<7034.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=161円前後(27日は160円54-56銭)、1ユーロ=172円の前半(同171円61-65銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ