日経平均は310円程度高、株価指数先物に断続的な買いで上げ幅拡大=9日前場

 9日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比310円程度高い4万1090円前後で推移する。現地8日の米国株式市場で、NYダウが反落したものの、ナスダック総合指数は5日続伸し連続で史上最高値を更新した動きを受け、朝方から買いが先行した。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ幅を拡大。午前9時29分には、同458円36銭高の4万1239円06銭を付け、連日で取引時間中の史上最高値を更新した。買い一巡後は、利益確定売りに上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比60円高の4万910円だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、三井金<5706.T>、古河電工<5801.T>などの非鉄金属株が上昇。信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。ガンホー<3765.T>、トレンド<4704.T>などの情報通信株や、帝人<3401.T>、デサント<8114.T>などの繊維株も堅調。東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が下落している。

 個別では、WNIウェザ<4825.T>、フジクラ<5803.T>、プロレドP<7034.T>、レゾナック<4004.T>、KOKUSA<6525.T>などが上昇。半面、UNEXTH<9418.T>、タナベコン<9644.T>、ウエルシアH<3141.T>、クリエイトH<3148.T>、SGHD<9143.T>などが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時3分時点で、ドル・円が1ドル=160円台の後半(8日は160円90-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の前半(同174円37-41銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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