<相場の読み筋>8月29日
2018/8/29 7:33
28日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比14.38ドル高の2万6064.02ドル、ナスダック総合指数が同12.143ポイント高の8030.038ポイントと3日連続で史上最高値を更新して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が6億1733万株、ナスダック市場が19億1891万株だった。米国とメキシコによるNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉で、大筋合意したことを引き続き材料視。米調査会社のCB(コンファレンス・ボード)が発表した8月消費者信頼感指数は133.4で、市場予想平均の126.6を上回ったことなども好感された。ただ、買い一巡後は、利益確定売りに押され、上げ幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、ウォルマートやアップル、シスコ・システムズなどが値上がり率の上位に入っている。
29日の東京株式は、もみ合いとなりそうだ。きのう28日の日経平均株価は、取引時間中としては約2カ月半ぶりに2万3000円台を回復する場面がみられたが、上値を追う材料に乏しいことや、戻り待ちの売りに押され、上げ幅を縮小した。ただ、日経平均株価のPERは13.2倍程度で割高感はないことから、下値には押し目を拾う動きも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の前半(28日終値111円14-15銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円前後(同129円87-91銭)と小動き。28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、富士フイルム<4901.T>、ソニー<6758.T>などが、28日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比5円高の2万2805円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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