<相場の読み筋>9月14日

2018/9/14 7:26

 13日の米国株式は、NYダウが前日比147.07ドル高の2万6145.99ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同59.481ポイント高の8013.710ポイントと反発して取引を終了。ナスダック総合指数は、4日以来、7日ぶりに終値ベースで8000ポイントの大台を回復した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億5684万株、ナスダック市場が22億5050万株。トルコ中央銀行が13日、主要な政策金利の1週間物レポ金利を6.25%引き上げ年24%としたことで、投資家の新興国経済に対する警戒感が後退。米中の貿易摩擦緩和に向けた対話の進展期待もあり、株価を押し上げた。NYダウ採用銘柄では、アップルやIBM、トラベラーズなどが値上がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は続伸後、心理的なフシ目の2万3000円を意識する展開となりそう。朝方は、米国株高を受け、株価指数先物を中心に買いが先行するとみられる。9月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出で、市場速報値が意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(13日終値111円47-48銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同129円48-52銭)と円安に振れている。円安の流れから、輸出関連銘柄は堅調な値動きが期待される。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キリンHD<2503.T>、富士フイルム<4901.T>、コマツ<6301.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物12月限の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比170円高の2万2800円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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