<相場の読み筋>10月29日
2018/10/29 7:45
前週末26日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比296.24ドル安の2万4688.31ドル、ナスダック総合指数が同151.123ポイント安の7167.213ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が11億2752万株、ナスダック市場が29億3683万株だった。25日の通常取引終了後、アマゾン・ドット・コムとアルファベット(グーグルの持株会社)が7-9月期決算を発表。売上高が市場予想の平均に届かず下落したことや、週末要因もありポジション調整の売りが優勢だった。米7-9月期GDP(速報値)は、年率換算で前期比3.5%増と市場予想平均の同3.3%増を上回ったが、反応は限定的だった。NYダウ採用銘柄では、ホームデポやシスコ・システムズ、ユナイテッドヘルスなどが値下がり率の上位に入っている。
29日の東京株式は、もみ合いとなりそう。前週は週を通じて軟調な展開を強いられたことから反発が期待されるものの、変動率が高い相場展開のなか決算発表の本格化もあり、模様眺めムードが広がりそうだ。一方で、業績の上方修正や好決算を発表した銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の後半(前週末27日終値は112円01-02銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の半ば(同127円41-45銭)と小動き。前週末26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、東芝<6502.T>、ファナック<6954.T>などが、26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比20円高の2万1250円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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