＜米中間選挙＞ネガティブだが予想通り＝ＳＢＩ証券・榮氏
ＳＢＩ証券 投資情報部 シニアマーケットアナリスト・榮聡氏―上院で共和党、下院で民主党は予想通りの結果。ネガティブではあるものの株価には織り込まれている。時間外取引でも米株価指数先物が上昇しており、イベント通過という面ではプラス。先行きの不透明感が払しょくされたことでリスクプレミアムの低下により、米国株は再び上値を追う流れが期待できる。
トランプ米大統領が選挙前に述べていたような減税案など予算関連は大統領令でどうにかできるものではなく、議会の承認が必要となるため、政権運営に関してはこれまでのようにはいかないだろう。ただ、過去の例をみても米国議会の「ねじれ」は特に珍しい現象ではない。トランプ大統領も民主党も、米国のためというのが根底にあるわけだから、議会との対話を重視しながら乗り越えていくことだろう。
（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）
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