<相場の読み筋>11月15日

2018/11/15 7:27

 14日の米国株式は、NYダウが前日比205.99ドル安の2万5080.50ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同64.482ポイント安の7136.393ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が10億287万株、ナスダック市場が24億2501万株だった。朝方は反発を狙った買いや押し目を拾う動きが先行したものの、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される格好となった。中国が14日に発表した10月小売売上高が市場の予想平均に届かず、中国の景気減速による世界景気への影響が警戒されたもよう。NYダウ採用銘柄では、トラベラーズやアップル、JPモルガンなどが値下がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、軟調な展開か。現地14日の米国株式の下落を受け、売りが先行しそうだ。4-9月期の決算発表もほぼ終了し、手掛かり材料に乏しいなか、全体相場の影響を受けにくい中小型株に物色の矛先が向かいそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(14日終値は113円89-90銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円61-65銭)と小動き。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、シャープ<6753.T>、ファナック<6954.T>などが、14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所終値比155円安の2万1665円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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