米アルファベットが時間外で急伸、第2四半期業績が予想上回る
米グーグルの持ち株会社アルファベット<GOOGL>が25日の時間外取引で通常取引での終値に対し、一時10%近く急伸した。米東部時間午後7時59分時点では7.93%高の1225.00ドル。同日引け後に発表した19年12月期第2四半期(4-6月)の決算が好感された。
売上高は前年比19%増の389億ドル、純利益は同3.1倍の99億4700万ドル、一時的項目を除いた希薄化後の1株当たり利益(EPS)は同3.1倍の14.21ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想(売上高381億5000万ドル、EPS11.30ドル)を上回った。
売上の大半を占めるグーグルの広告収入は同16%増の326億ドルで、このうち提携サイトでの売上を除いたグーグル本体の広告収入は同17.5%増の273億ドルと、前期の同16.7%増を上回る高い伸びとなった。また、クラウドコンピューティングサービスやハードウエアなどのその他収入も、同40%増の61億8000万ドルと大きく成長した。
費用面では、グーグルがパートナーサイトなどに支払った通信量獲得コスト(TAC)が前年比13%増の72億4000万ドルとなったが、TACの広告収入に占める比率は前年の23%から22%に低下した。
また、250億ドル相当のクラスC株式を買い戻す計画も発表した。これは従来の1211億ドル相当の自社株買いが終了したことに伴う。
(イメージ写真提供:123RF)
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