<新興国eye>前週の上海総合指数、米国の対中追加関税先送りなどを受け3週ぶり反発=BRICs市況
2019/8/19 9:48
前週(12-16日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の16日終値が9日終値比1.77%高の2823.824となり、3週ぶりに反発した。
週明け12日の指数は反発して始まった。中国証券監督管理委員会(証監会)が株式取引ルールを緩和したことを受け、金融株が上昇したほか、中国通信機器大手ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)が独自開発したスマートフォンなどモバイル端末向けOS(基本ソフトウエア)を発表したことでIT株が買われ上げを主導した。
13日は反落。中国人民銀行(中銀)が発表した7月新規人民元建て融資額が市場予想を下回ったことや、スイス金融大手UBSが19年中国経済成長率を6.1%増に下方修正したことで景気懸念が強まり、売り優勢となった。
14日は反発し、週末16日まで3日続伸となった。
14日は、米政府が3000億ドル相当の中国輸入品に対する10%の追加関税導入を9月1日から12月15日まで延期することを決めたことが支援材料となった一方で、中国の7月鉱工業生産が前年比4.8%増と、市場予想を下回り17年ぶりの低い伸びとなったことから上値が抑えられた。
15日は、米債券市場で発生した長短金利逆転(逆イールド)は中国の主要資産にとってはプラスだとの見方が広がり、相場を押し上げた。
16日は、中国国家発展改革委員会(NDRC)が19-20年に所得拡大政策を打ち出すと発表したことで、期待感から消費関連株が買われた。
今週(19-23日)の株式市場は、引き続き米中貿易摩擦や米国による対イラン追加制裁などの地政学リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場、さらには22日の中国全国人民代表大会(全人代)・常務委員会会合などが注目される。主な経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、
H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、
南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>
提供:モーニングスター社
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