日経平均は190円程度高、米国株高や為替の落ち着きに加え7月鉱工業生産も支えに=30日寄り付き

 30日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比190円程度高い2万650円前後で推移する。きのう29日は小幅に反落したものの底堅い動きだったことや、現地29日の米国株式が続伸し、為替相場も落ち着いた動きとなっていることなどもあり、買いが先行。その後もしっかりとした展開で、午前9時14分には、同224円76銭高の2万685円69銭を付けている。取引開始前に経済産業省が発表した7月鉱工業生産(速報)が、前月比1.3%上昇し市場予想平均の同0.3%上昇を上回ったことも支えとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比245円高の2万705円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も堅調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も上げている。

 個別では、レッグス<4286.T>、ヤマシンF<6240.T>、キムラタン<8107.T>、ステラケミフ<4109.T>、DIC<4631.T>などが上昇。半面、ランド<8918.T>、パーク24<4666.T>、ミライアル<4238.T>、山崎パン<2212.T>、アイル<3854.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=106円台の半ば(29日終値は1ドル=106円10-11銭)、1ユーロ=117円台の後半(同117円58-62銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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