ビックカメラが4日続伸、野村証は「Buy」継続、目標株価は1500円に引き上げ

株式

2019/9/12 16:20

 ビックカメラ<3048.T>が4日続伸。野村証券11日付けで「Buy」(買い)を継続、目標株価は1400円から1500円に引き上げている。

 目標株価1500円は、算定基準連結一株利益を一期進め、21年8月期連結一株利益は従来予想を据え置き、同証券カバー小売34社の20年度と21年度の平均PER17倍に対し10%ディスカウントしたPER15.5倍が適用されている。ECの成長力に陰りは見られず、先行投資期が終わる21年8月期以降は小売平均をやや下回る増益率までに回復すると予想し、ディスカウントをやや縮小したとしている。

 19年4月以降、株価が下落している背景には、(1)インバウンド低迷が長引く懸念(2)消費増税後の反動減懸念――があろうとし、目先の外部環境は楽観視できないものの、年明けに悪影響が一巡する可能性もあり、注目しているという。

 同証券では連結営業利益について、19年8月期265億円(前期比2.1%減、従来275億円、会社側計画は288億円)、20年8月期270億円(従来265億円)、21年8月期285億円(同285億円)と試算している。

 12日の終値は、前日比34円高の1147円。

提供:モーニングスター社

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