日経平均は20円程度安、売り先行後は下げ渋りの動き=17日寄り付き

 17日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前週末比20円程度安い2万1970円前後で推移する。現地14日にサウジアラビアの石油関連施設が攻撃を受け、原油価格が高騰したことから、リスク回避姿勢が強まったことや、前週末13日まで日経平均株価は9連騰を演じていた反動もあり、売りが先行。午前9時3分には、同109円66銭安の2万1878円63銭を付けている。その後は、押し目を拾う動きも出ているもようで、下げ渋る展開となっている。シカゴ日経平均先物の清算値は、前週末13日の大阪取引所終値比55円安の2万1745円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も安い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、王子HD<3861.T>、三菱紙<3864.T>などのパルプ紙株も軟調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も下げている。

 個別では、enish<3667.T>、フリービット<3843.T>、エニグモ<3665.T>、ファーストロジック<6037.T>、日ペイントH<4612.T>などが下落。半面、コロプラ<3668.T>、国際帝石<1605.T>、コスモエネH<5021.T>、オルトプラス<3672.T>、三井海洋<6269.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=108円台の前半(前週末13日終値は1ドル=107円95-96銭)、1ユーロ=118円台の後半(同119円75-79銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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