日経平均は60円程度高、買い先行も上値は重いもよう=20日寄り付き

 20日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比60円程度高い2万2105円前後で推移する。きのう19日に上げ幅を縮小したが、反発して取引を終えた流れから、買いが先行した。ただ、買い材料に乏しいことやドル・円相場がやや円高に振れていることなどから、寄り付きに付けた同86円29銭高の2万2130円74銭を高値に上値は重いようだ。現地19日の米国株式は、NYダウが利益確定売りに押され3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は小反発するなど、まちまちの動きだった。シカゴ日経平均先物の清算値は、19日の大阪取引所終値比85円高の2万1955円。

 業種別では、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、日本郵政<6178.T>などのサービス株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、アコム<8572.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も上げている。

 個別では、ザッパラス<3770.T>、コロプラ<3668.T>、パイプドHD<3919.T>、福井コンH<9790.T>、エスプール<2471.T>などが上昇。半面、ヤマトHD<9064.T>、アジア投資<8518.T>、CEHD<4320.T>、すてきN<8089.T>、日金銭<6418.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=107円台の後半(19日終値は1ドル=108円04-06銭)、1ユーロ=119円台の前半(同119円41-45銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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