<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年の政策金利見通しを4.75%に引き下げ
2019/10/15 11:43
ブラジル中央銀行が14日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の19年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.75%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は5.00%だった。一方、20年末時点の見通しは前週予想の5.00%から4.75%に引き下げられた。1カ月前の予想は5.00%だった。また、10月29-30日の次回会合時点の見通しは5.00%に据え置かれた。据え置きは7週連続となった。
19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率0.87%増に据え置かれた。据え置きは6週連続。一方、20年の見通しも前週予想の2.00%増に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。
IPCA(拡大消費者物価指数)で見た19年のインフレ見通しは前週予想の3.42%上昇から3.28%上昇と改善方向に上方修正された。上方修正は10週連続、1カ月前の予想は3.45%上昇だった。20年の見通しも前週予想の3.78%上昇から3.73%上昇に上方修正された。上方修正は3週連続、1カ月前の予想は3.80%上昇だった。
為替レートの見通しは、19年末時点の見通しが1ドル=4.00レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は3.90レアルだった。20年末時点の見通しも3.95レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は3.90レアルだった。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、
iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>
提供:モーニングスター社
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