日立、グループの日立オートモティブシステムズが高電圧・高出力インバーターの量産を開始

株式

2019/10/18 16:21

 日立製作所<6501.T>グループの日立オートモティブシステムズは18日、EV(電気自動車)の実用性を高めるとともに、長距離ドライブを可能にする800V対応の高電圧・高出力インバーターの量産を開始したと発表した。

 通常、EVのシステム電圧は400V前後が主流で、航続距離を伸ばすために電池を追加して並列に接続するため、電池容量が増加し充電時間が増大する。一方、EVのシステム電圧を高めると、必要なエネルギーを短時間に電池へ充電することが可能となり、大容量の電池に素早く充電ができるようになる。同社は、EVのシステム電圧の800V化に対応するため、インバーター全体の絶縁設計を見直すとともに、新たに高電圧対応の絶縁放熱実装技術を搭載した直接水冷型両面冷却パワーモジュールを開発した。これにより、インバーターとして当社従来製品と比較して2倍となる800V対応と、2.7倍となる出力密度94.3kVA/Lを実現したとしている。

 午後1時32分時点の株価は、前日比49円安の4135円。

提供:モーニングスター社

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