ソフバンGが小動き、野村証は「Buy」継続、目標株価は6680円に引き下げ

株式

2019/10/18 16:49

 ソフトバンクグループ<9984.T>が小動き。野村証券では17日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は7590円から6680円に引き下げている。

 目標株価は引き下げられているものの、現在の株価に対するディスカウント率は約36%と、リーマンショック後の最大値に近い水準にあり、株価は割安と判断され、20年3月期9月中間期決算で投資先未上場会社の公正価値が明らかになれば今後は株価の底入れを探る展開を予想するとしている。

 今回、同証券では9月末株価が下落した上場投資先3社の公正価値減を織り込み、業績予想を下方修正。今回織り込んだコングロマリットディスカウントは前回に比べ1兆8350億円の悪化となるものの、目標株価算出では投資ファンド事業のPBRを1.0倍で評価しており、ファンド投資先の未上場会社の公正価値が税引後の同社帰属利益で同程度悪化するリスクを織り込んだ水準とも言えようとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期9139億円(前期比61.2%減、従来1兆3869億円、会社側計画は非開示)、21年3月期1兆455億円(従来1兆230億円)、22年3月期1兆1710億円(同1兆1418億円)と試算している。

 18日の終値は前日比4円高の4299円。

提供:モーニングスター社

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