ファンケルが3日続伸、大和証は「2」・目標株価3410円に引き上げ

株式

2019/11/14 16:48

 ファンケル<4921.T>が3日続伸。大和証券では13日付で、投資判断を「3」(中立)から「2」(アウトパフォーム)に、目標株価を2850円から3410円に、それぞれ引き上げている。

 同社業績リスクの1つはインバウンド(訪日外国人観光客)売上の連結売上に占める構成比が大きいことと考えるが、現時点で良好に推移しているものと見られるとコメント。化粧品・トイレタリーセクター随一となる強い業績モメンタムを評価し、「2」に引き上げるとしている。

 キリンホールディングス<2503.T>の持分法適用関連会社となったが、これまで同様のファンケルらしい独自性を発揮し続けることを期待しているという。また、栄養補助食品事業は昨年9月下旬に発生した中国人顧客からの風評被害から丸1年が経過し、20年3月期下期はインバウンド売上も増収に転じてくると予想している。

 同証券では業績予想を上方修正、連結営業利益について、20年3月期160億円(前期比29%増、従来155億円、会社側計画は150億円)、21年3月期182億円(従来177億円)、22年3月期203億円(同198億円)、23年3月期222億円、24年3月期240億円と試算している。

 14日の終値は前日比69円高の3055円。

提供:モーニングスター社

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