自動ブレーキ義務化で思惑、ファルテックがストップ高、リケンや日本CMKも注目

株式

2019/11/27 12:12

 自動ブレーキの取り付け義務化観測をめぐり、自動車外装部品のファルテック<7215.T>がストップ高した。

 政府が国内の新車に関して、衝突事故の防止や被害軽減に寄与する自動ブレーキの取り付けを21年度にも義務化すると伝わった。高齢ドライバーによる事故が相次ぐ中、安全対策を本格化する。

 自動ブレーキにはミリ波レーダーや赤外線レーダーが使われ、デンソー<6902.T>や日本セラミック<6929.T>が有力メーカーとして知られる。一方、ファルテックは、ミリ波を透過する金属調カバーを手掛ける。自動ブレーキの普及が追い風になるとの見方から、この日の市場で人気化。値幅制限いっぱいの1025円(前日比17.1%高)まで値上がりした。

 このほか、リケン<6462.T>はミリ波レーダーの感度を上げる部材を手掛ける。プリント配線基板の日本シイエムケイ<6958.T>は、自動ブレーキなど安全運転支援システム向けにも力を入れている。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ