富士通、SUBARUと高精度に加工品質を判断するAIモデルを活用した実証実験

株式

2019/12/4 16:32

 富士通<6702.T>は4日、SUBARU<7270.T>と、エンジン部品加工工程における研削加工の品質保証の向上に向け、高精度に加工品質を判断するAI(人工知能)モデルを活用した実証実験を、4日からSUBARUの群馬製作所大泉工場の量産ラインで開始すると発表した。

 今回活用するAIモデルは、エンジンのカムシャフト研削工程において、研削設備に接続したセンサーから主軸動力値や振動のデータを収集・分析し、加工中の全カムシャフトの品質をリアルタイムに推測するもので、両社が共同で開発。今回の実証実験では、AIモデルが推測した加工時の品質状態と実測値を照合し、正確性を測ることで、加工後の全カムシャフトの品質保証が可能となるかを検証する。また、従来定期交換していた研削設備の消耗部品を、品質基準を順守しながら極限まで活用することの可能性もあわせて検証していくという。

 4日の終値は、富士通が前日比160円高の1万290円、SUBARUが同27円高の2877円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ