協和キリンが4日続伸、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は3000円に引き上げ

株式

2019/12/5 16:36

 協和キリン<4151.T>が4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では4日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価は2800円から3000円に引き上げている。

 DCF法の基準期やWACCの変更により、目標株価を3000円に引き上げるとしている。グローバル3品であるCrysvita(XLH治療薬)、Poteligeo(抗がん剤)、NOURIANZ(パーキンソン病治療薬)による利益成長が可能と考えるとコメント。19年12月期、20年12月期はネスプAG(腎性貧血治療薬)の販売開始影響があるものの、21年12月期以降は本格的な成長ステージを迎えると考えているという。

 また、三菱ケミカルホールディングス<4188.T>の田辺三菱製薬<4508.T>TOB発表以降、親子上場解消期待から同社の株価は上昇傾向にあるものの、株価のアップサイドはまだあると考えるとし、「9月末時点でネスプの大部分がネスプAGへ置き換わっていると推定でき、ネスプAGの業績影響も大方見えたと言える」としている。事業の不透明要因が解消されつつあることから、業績面での株価上昇にも期待するとしている。

 5日の終値は前日比35円高の2396円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ