日本製鉄が軟調、野村証は「Neutral」継続、目標株価は1630円に引き上げ

株式

2019/12/18 16:30

 日本製鉄<5401.T>が軟調。野村証券では17日付で、投資判断「Neutral」(中立)を継続、目標株価は1495円から1630円に引き上げている。

 12月17日午後1時からサステナビリティ説明会を開催し、午後5時半からアルセロール・ミッタルとのエッサール・スチールの共同買収について電話会議を開催している。同証券では、サステナビリティ説明会についてまずは開催の取り組みを評価したいとコメント。高炉法のCO2排出量は多いものの、さまざまなプロセス開発やそれ以外の方法でCO2削減に真剣にチャレンジする会社の姿勢を確認できたとしている。

 エッサール・スチールの共同買収についての同証券の見解はこれまでと同様で短期的な収益寄与は小さいものの、中長期的には利益成長をけん引する可能性があると考えるとしている。既に同証券の業績予想では、エッサール・スチールの共同買収を織り込んでいることから、業績予想に変更はないとしている。ただ、RN Large Cap素材平均の22年3月期予想基準のPERが従来予想時から上昇したため、22年3月期予想の修正R粘血一株利益に適用するPERを約11倍から約12倍に引き上げ、目標株価を1630円に引き上げるとしている。

 18日の終値は前日比22.5円安の1716円。

提供:モーニングスター社

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