東芝、ToMMoと全ゲノム配列データを量子暗号通信を用いて伝送することに成功

株式

2020/1/14 16:33

 東芝<6502.T>は14日、東北大学東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)と、数百ギガバイトを超えるデータ量の全ゲノム配列データを、量子暗号通信を用いて伝送することに成功したと発表した。

 東芝とToMMoは、同技術を活用し、東芝ライフサイエンス解析センター(宮城県仙台市)に設置した次世代シークエンサーを用いて、ToMMo(宮城県仙台市)までの約7キロメートル間に敷設された光ファイバー専用回線を介したデータの伝送実証を実施。ToMMoが保有するDNA検体を対象とした、全ゲノム配列解析から出力される全ゲノム配列データを、量子暗号通信によって逐次暗号化・逐次伝送させ、解析処理完了から遅延なく、リアルタイム伝送することができたという。それにより、量子暗号技術が、大規模かつ秘匿性の高いゲノム解析データの暗号伝送に十分に活用でき、実用レベルであることを確認したとしている。

 14日の終値は、前週末比95円高の3915円。

提供:モーニングスター社

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