住友商、セラミックを利用した金属3Dプリンティング用粉末を製造・販売する米企業に出資

株式

2020/1/14 16:34

 住友商事<8053.T>は14日、米州住友商事会社を通じ、セラミックを利用した金属3Dプリンティング用粉末を製造・販売するElementum 3D(コロラド州)に出資したと発表した。

 Elementum 3Dは、金属粉末に特殊なセラミックを混合した製品を販売する。プリンターで焼き固める際に生じる化学反応により、アルミ合金やニッケル合金なども3Dプリンティングで使用することができるという。Elementum 3Dの製品は、短時間の造形を可能とし、さらにセラミックとの融合により密度が高まることで製品強度が大きくなるため、鍛造品と同等の機械特性を実現する。また、衛星部品などの宇宙産業、自動車エンジンなどの自動車産業に既に販売実績があり、今後は、航空機市場や石油・ガス業界への進出を検討中という。

 14日の終値は、前週末比9.5円高の1623.5円。

提供:モーニングスター社

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