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＜相場の読み筋＞１月１６日

2020/1/16 7:30

　１５日の米国株式は、ＮＹダウが前日比９０．５５ドル高の２万９０３０．２２ドルと３日続伸、ナスダック総合指数は同７．３６６ポイント高の９２５８．６９５ポイントと反発して取引を終了。ＮＹダウは９日に付けた史上最高値（２万８９５６．９０ドル）を更新し、終値ベースで初めて２万９０００ドル台に乗せた。出来高概算は、ニューヨーク市場が８億７１７７万株、ナスダック市場が２４億３０１１万株だった。米中両政府は現地１５日、貿易協議第１段階の合意文書に署名。今後の交渉の先行きには不透明感があるものの、好業績銘柄を中心に買い優勢の展開だった。ＮＹダウ採用銘柄では、ユナイテッド・ヘルスやビザ、メルクなどが値上がり率の上位に入っている。

　１６日の東京株式は、方向感の出づらい展開か。２０年３月期第３四半期（１９年４－１２月）の決算発表の本格化を控え、手掛かり材料に乏しいことから、積極的上値を追う動きは乏しいとみられる。一方、「企業業績の立ち直り期待が支えとなり下値は限られそう」（中堅証券）との声も聞かれ、こう着感が強まる可能性もありそう。為替相場は、ドル・円が１ドル＝１０９円台の後半（１５日終値は１０９円９０－９２銭）、ユーロ・円が１ユーロ＝１２１円台の半ば（同１２２円３０－３４銭）と小動き。１５日のＡＤＲ（米国預託証券）は円換算値で、シャープ<6753.T>、ＴＤＫ<6762.T>、日産自<7201.T>などが、１５日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、１５日の大阪取引所終値比２５円高の２万３９３５円だった。

（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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