新型肺炎を日本でも確認、アゼアスや重松製が思惑買いで急騰

 中国・武漢市で発生した原因不明の肺炎が、日本でも発症が確認されたことを受け、16日の株式市場で防護服のアゼアス<3161.T>などに思惑買いが殺到している。医療用衛生材料の川本産業<3604.T>や、防毒マスクの重松製作所<7980.T>も急騰した。

 報道によれば、肺炎の症状を訴えた武漢市への渡航歴がある男性を国立感染症研究所が検査したところ、同じ肺炎の陽性反応が出たという。一連の肺炎では新型のコロナウイルスが検出されており、武漢市の衛生当局は人から人へ感染する可能性がある見解を示していた。

 アゼアスはストップ高して4年7カ月ぶりの高値を付けた。空調の日本エアーテック<6291.T>や重松製と同業の興研<7963.T>も昨年来高値を更新したほか、大幸薬品<4574.T>、ダイワボウホールディングス<3107.T>、シキボウ<3109.T>、日本アビオニクス<6946.T>なども買われている。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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