テックP、同社の映像受信用半導体が国内メーカーに採用される

株式

2020/1/16 15:43

 テックポイント・インク<6697.T>が16日、アルパイン(東京都大田区)のカーナビゲーションシリーズの新製品「ALL NEWビッグXシリーズ」に、同社の映像受信用半導体「TP2850」および独自の信号伝送規格「HD-TVI」が採用されたと発表した。同社製品が日本国内メーカーのカーナビに採用された事例が発表されるのは、JVCケンウッド<6632.T>に続いて2例目。

 アルパインは車載情報機器市場において車種専用・大画面カーナビゲーションシステム「ビッグXシリーズ」などを展開し、市場をリードしている。今回、アルパインが20年1月に発表したカーナビ新製品「ALL NEWビッグXシリーズ」に、同社製品が採用された。同社製品の高い画像品質、コストパフォーマンスに加えて、車載機器としての要求に応える高い信頼性、確実性が評価され採用されたという。

 「HD-TVI」を使った同社の製品ラインアップは快適なHD映像伝送の実現だけでなく、伝送に既存のケーブルを利用できる点が強み。「TP2850」は「HD-TVI」を採用した1チャンネルレシーバーで、高品質な標準規格であるCVBS信号およびハイビジョンアナログビデオに対応している。また、「TP2850」に採用した「MIPI CSI2インターフェース」は自由度が高く、市場の多くのナビゲーションシステムのシステムオンチップ(SOCs)とシームレスに接続できることもメリットだ。

 カーナビと車載カメラやドライブレコーダー間でのHD映像伝送はこれからさらに利用シーンが拡大する見通しにある。その中で同社は今後も、カーエレクトロニクス機器のより一層の進化に貢献していく意向だ。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ