日電硝子が3日続伸、19年12月期業績予想の下方修正と期末配当予想の減額も悪材料出尽くし感

株式

2020/1/21 15:52

 日本電気硝子(日電硝子)<5214.T>が3日続伸し、一時43円高の2434円を付けた。20日引け後、19年12月期連結業績予想の下方修正と期末配当予想の減額を発表、朝方は売りが先行したものの、悪材料出尽くし感から買いが優勢となったようだ。

 19年12月期業績予想で、売上高を2700億円から2570億円(前期比14.4%減)に、営業利益を180億円から160億円(同35.7%減)に引き下げた。第3四半期(7-9月)以降、パネルメーカー各社の減産の影響を受け、薄型ディスプレー用ガラスの出荷が想定を下回った。ガラスファイバーについては、需要回復が想定以上に遅れ、低調な出荷とこれに伴う稼働調整によるコスト高の影響が続いたとしている。

 同時に、期末配当予想を従来の60円から50円(前期実績50円)に減額するとした。中間期配当50円(同50円)と合わせた年間配当は100円(同100円)となる見込み。

 21日の終値は、前日比16円安の2375円。

提供:モーニングスター社

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