極楽湯HD、新規出店効果が鮮明化―通期では増収増益に巻き返し

株式

2020/1/23 16:06

 極楽湯ホールディングス<2340.T>は国内のほか、中国でもスーパー銭湯「極楽湯」を展開している。20年3月期は上期決算が赤字だったが、通期では増収増益の見通しだ。

 上期の連結業績は売上高71億2800万円(前年同期比8.9%減)、営業損失3億100万円(同3億1000万円の損失)だった。日本における事業は新店効果もあり順調だった。しかし、中国では前年同期が期ずれ調整で1-9月の収益を計上していたため、その反動が出ている。ただ、4-9月の比較では増収増益だった。

 一方、通期業績は期初予想を据え置いており、売上高170億円(前期比6.3%増)、営業利益3億2000万円(同18.3%増)を見込んでいる。日本で新店や改装店による収益拡大効果がより大きくなる上、中国における直営店、FC(フランチャイズチェーン)店の出店加速も貢献してくる見通しだ。第3四半期累計(19年4-9月)決算の発表は2月13日の予定。

 2019年の株価は軟調な展開が続いたものの、年末からは500円近辺で底堅い動きが続く。今後、業績が好転する局面で見直され、中・長期的には回復トレンド入りもあろう。

 23日の終値は、前日比5円安の498円。

提供:モーニングスター社

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