リクルートHDが昨年来高値、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は4400円に引き上げ

株式

2020/1/23 16:37

 リクルートホールディングス<6098.T>が10円高の4363円まで買われ、連日の昨年来高値更新。買い一巡後は小口売りに押される展開。SMBC日興証券では22日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は3700円から4400円に引き上げている。

 同証券では業績予想を下方修正するものの、(1)業績予想期間を24年3月期まで拡大したこと(2)WACCを5.2%から4.3%に見直したこと――により目標株価を4400円に引き上げるとしている。WACCの見直しは事業ごとの類似企業のリスクプレミアムを基準として加重平均で求める妥当リスクプレミアムが4.8%から3.9%に低下したことが理由となっている。目標株価までの乖離率はセクター中央値並みであるものの、広告需要の低迷などにより低成長に喘ぐ企業が多いメディアセクター内において、自ら新たな市場を創出、開拓し中長期的に業績成長持続を可能にする力を改めて評価し中長期的な視点から「1」を継続するとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期2622億円(前期比17.5%増、会社側計画は非開示)、21年3月期3069億円、22年3月期3516億円、23年3月期4108億円、24年3月期4578億円と試算している。

 23日の終値は、前日比14円安の4339円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ