NEC、5Gミリ波周波数帯の有効活用に向け高速・大容量通信と安定した通信品質の両立を確認

株式

2020/1/24 16:16

 NEC<6701.T>は24日、5Gミリ波周波数帯(28GHz帯)の有効活用に向け、業界で初めてミリ波の分散アンテナ技術を開発し、同社玉川事業場の実験室で実証実験を行い、高速・大容量通信と安定した通信品質の両立を確認したと発表した。

 同社は同技術の有効性を検証するため、昨年に玉川事業場の実験室で実証実験を実施。実験では、同社が従来からサブ6GHz帯およびミリ波帯で開発してきたデジタルビームフォーミングを28GHz帯のアンテナにも適用し、電波の空間合成と多重化を行うことで、高速・大容量通信に加え、伝搬路の安定化も実現したという。同社では今後、オフィスビルや商業施設や工場などさまざまな環境で実証実験を行い、20年内の商用化を目指すとしている。

 24日の終値は、前日比10円高の5120円。

提供:モーニングスター社

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