SBIインシが3Q累計の決算速報を発表、各事業の保有契約件数が順調に増加

株式

2020/1/30 16:31

 SBIインシュアランスグループ<7326.T>が30日大引け後、2020年3月期の第3四半期累計(19年4-12月)決算速報を発表した。

 連結経常収益は497億7900万円(前年同期比0.8%減)、経常利益は16億2000万円(同5.1%増)、純利益は1億1100万円(同84.7%減)だった。決算発表は2月13日の予定。

 各事業の保有契約件数が順調に増加、19年12月末の保有契約件数は損害保険事業108万6000件(19年3月期末比3.3%増)、生命保険事業17万7000件(同25.5%増)、少額保険事業78万6000件(同16.5%増)だった。

経常収益は、順調な保有契約件数の伸びに加え、19年6月に子会社化した日本アニマル倶楽部が寄与した。半面、生命保険事業において変額個人年金保険の年金や解約返戻金の支払いが前年同期を下回ったことで、特別勘定における責任準備金戻入額などの経常収支が減少した。なお、特別勘定にかかる経常収益を除いて比較した場合は前年同期比7.5%増となる。

 経常利益については、19年秋の台風、大雨の影響で損害保険事業における自動車保険の保険金支払いが増加したものの、生命保険事業における団体信用生命保険の契約件数が順調に伸びて増益となった。

 純利益は、自動車保険の保険金支払いが増加したほか、団体信用生命保険の契約件数が伸びたことに伴い契約者配当準備金繰入額を前年同期比で大幅に増額計上したことが影響した。

 通期業績は従来予想を据え置き、経常収益690億円(前期比3.9%増)、経常利益24億円(同12.6%増)、純利益8億7000万円(同2.2%増)を見込んでいる。

提供:モーニングスター社

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