日経平均は340円程度安、売り一巡後は、上海株式市場の取引開始を控え様子見もよう=2月3日寄り付き
2月3日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前週末比340円程度安い2万2864円前後で推移する。午前9時7分には、同429円26銭安の2万2775円92銭を付けている。現地1月31日の米国株式が、新型肺炎に対する楽観的な見方が後退しリスク回避姿勢が強まり大幅に反落したことや、為替市場でドル・円相場が円高方向に振れたことなどから、売りが先行。売り一巡後は、下げ幅を縮小しているものの、春節休暇明けの中国・上海株式市場の取引開始を前に、様子見姿勢となっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1月31日の大阪取引所終値比420円安の2万2710円だった。
業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も軟調。国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も下げている。
個別では、エアーテック<6291.T>、エレマテック<2715.T>、日新電機<6641.T>、JVCケンウッド<6632.T>、デジアーツ<2326.T>などが下落。半面、ダイトウボウ<3202.T>、JMS<7702.T>、豆蔵HD<3756.T>(監理)、化工機<6331.T>、eBASE<3835.T>などが上昇している。
東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=108円台の半ば(1月31日終値は1ドル=109円03-05銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円23-27銭)で取引されている。
提供:モーニングスター社
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