日経平均は45円安と4日ぶりに反落、値下がり銘柄数は1400超に=7日後場

 7日の日経平均株価は、前日比45円61銭安の2万3827円98銭と4日ぶりに反落して取引を終了した。朝方は、きのう6日の強い地合いや現地6日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がそろって史上最高値を更新したことを好感し、続伸スタートした。ただ、株価指数先物に断続的な売りが出たことなどから下げに転じ、午前9時49分には、同114円17銭安の2万3759円42銭ときょうの安値を付けている。中国・上海総合指数が4日ぶりに反落したことや、週末要因などから手控えムードが広がり、小幅安でのもみ合いが続いた。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=109円90銭台(6日終値は109円90-91銭)と動意に乏しい展開だった。東証1部の出来高は12億6463万株、売買代金は2兆3996億円。騰落銘柄数は値上がり678銘柄、値下がり1409銘柄、変わらず72銘柄だった。

 市場では「来週に入ると中国で企業活動が再開される見込みで、サプライチェーンへの影響も徐々に判明するとみられ、多少弱含む場面も想定される」(中堅証券)との慎重な声も聞かれた。

 業種別では、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、AGC<5201.T>、住友大阪<5232.T>などのガラス土石株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も下げた。東証業種別指数は、27業種下落、6業種が上昇した。

 個別では、日総工産<6569.T>、レック<7874.T>、日本化学<4092.T>、カナミックN<3939.T>、河合楽器<7952.T>などが下落。半面、燦HD<9628.T>、アイロムG<2372.T>、アルペン<3028.T>、アルプス技<4641.T>、ダイトウボウ<3202.T>などが上昇した。

提供:モーニングスター社

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