東映が反発、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」継続、目標株価は2万1300円に引き上げ

株式

2020/3/2 16:45

 東映<9605.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では2月28日付で、レーティング「オーバーウエート」(強気)を継続、目標株価は2万円から2万1300円に引き上げている。

 同証券予想EBITDAの減額というマイナス要因はあるものの、年度末接近で目標株価基準期を23年3月期に変更するプラス要因が大きいことから、目標株価を2万1300円に引き上げるとしている。エクイティストーリーについて、19年3月期好調の反動で20年3月期前年比2.9%営業減益に引き下げることを踏まえて、従来の「20年3月期以降も最高営業利益更新が続く」から今回「21年3月期から新たな営業増益局面を迎える」に変更するとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期223億円(前期比2.9%減、従来253億円、会社側計画は215億円)、21年3月期240億円(従来269億円)、22年3月期260億円(同284億円)と試算。20年3月期第3四半期累計(19年4-12月期)、新作一覧、事業環境を考慮し、海外映像・版権売上高予想を引き下げることから、映像関連事業の利益予想を引き下げることを、下方修正要因に挙げている。

 今後の注目点として、新作ゲームアプリ「聖闘志星矢シャイニングソルジャーズ」「ワンピースボン!ボン!ジャーニー!!」などの課金動向、国際合作アニメーション制作の進展状況などがあるともしている。

 2日の終値は、前週末比540円高の1万2770円。

提供:モーニングスター社

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