米国株式市場:FRBの緊急利下げも売りが優勢、NYダウは大幅反落、ナスダックは3日ぶり急反落

株式

2020/3/4 7:46

 3日の米国株式は、NYダウが前日比785.91ドル安の2万5917.41ドルと大幅に反落、ナスダック総合指数が同268.075ポイント安の8684.090ポイントと3日ぶりに急反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が16億5223万株、ナスダック市場が42億5404万株だった。

 新型肺炎の流行拡大による経済への影響が警戒されるなか、FRB(米連邦準備制度理事会)は3日、緊急の理事会を開催し政策金利を0.5%引き下げることを全会一致で決定。パウエルFRB議長は会見で、「景気の下支えに適切に行動する」と表明した。株価は、利下げを受け上昇する場面もみられたが、前日に急反発していた反動や、材料出尽くし感から売りが優勢となった。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスや3M(スリーエム)、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比100円安の2万880円だった。

提供:モーニングスター社

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