凸版、製薬業界向け翻訳サービスを4月から開始

株式

2020/3/9 16:06

 凸版印刷<7911.T>は9日、製薬業界向け翻訳サービス「PharmaTra(ファーマトラ)」を20年4月から販売すると発表した。

 同サービスは、同社が提供する多言語音声翻訳アプリ「VoiceBiz(ボイスビズ)」や「ジャパリンガル」をはじめとした多言語翻訳サービスのノウハウを活用。自動翻訳のシステム開発を手掛けるマインドワード(東京都新宿区)、医薬専門翻訳会社のアスカコーポレーション(大阪市中央区)の協力で開発。「機械翻訳サービス」と「ポストエディットサービス」の2種類のメニューを提供する。

 「機械翻訳サービス」は、情報通信研究機構と総務省が共同で推進する翻訳バンクの一環として、世界の大手製薬会社の日本開発部門責任者の団体であるR&D Head Clubの8社から提供された300万文対を超えるコーパス(原文と訳文を対にして蓄積したデータベース)から深層学習で構築したAI(人工知能)機械翻訳を活用。「ポストエディットサービス」は、機械翻訳を実行した後、機械翻訳の特性を理解した医薬専門のポストエディターによる校正を連携したサービス。

 9日の終値は、前週末比135円安の1681円。

提供:モーニングスター社

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